●NHKマイルカップ 2020【有力馬分析】 レシステンシア サトノインプレッサ タイセイビジョン ルフトシュトローム サクセッション

 

NHKマイルカップ 2020【有力馬分析】
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■レシステンシア
■サトノインプレッサ
■タイセイビジョン
■ルフトシュトローム
■サクセッション
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桜花賞を沸かせたレシステンシアの参戦で
より注目度が高まっているNHKマイルカップ。

前哨戦を快勝したタイセイビジョンと
ルフトシュトローム
良血馬サトノインプレッサなども加え
個性豊かで なかなか難解
予想しがいのある出走メンバーです。

有力馬のポイントをみていきましょう。

 

レシステンシア(3歳・牝)
父:ダイワメジャー
母:マラコスタムブラダ
母父:Lizard Island

桜花賞は2番手追走から早めの抜け出しで
勝利をほぼ手中に収めたかと思いましたが
デアリングタクトの強襲を受けての2着。

ですが、あれは勝ち馬の末脚をほめるべきで
控える競馬ができたのは大きな収穫でした。

東京コースは初めてとなるものの
阪神JFをレコード勝ちしているように
スピードが最大の武器のこの馬の能力を
フルに発揮できる舞台ともいえます。

逃げても好位に控えても 好勝負できそうです。

不安をあげるなら、重馬場だった桜花賞を
激走した疲れが残っていないか。

1週前追い切りは栗東坂路で馬なりでしたが
最終追い切りの動きは要チェックです。

また、関東への遠征も
左回りも初めてとなります。

 

サトノインプレッサ(3歳・牡)
父:ディープインパクト
母:サプレザ
母父:Sham

デビューから3連勝、毎日杯で
重賞ウイナーとなり、無敗で本番を迎えます。

母サプレザは欧州のトップマイラーでしたが
京都開催のマイルCSに3年連続で出走。

3着、4着、3着で
日本の高速馬場にも対応していました。

前走の毎日杯では
1番人気のアルジャンナを内から突き放し
勝負根性もなかなかのもの。

騎乗した武豊騎手が絶賛した良血馬が
どんな走りを見せるのかに注目が集まります。

不安材料は 3戦無敗の良血馬ですが
3戦とも良馬場ではありませんでした。

母サプレザも、1分31秒台の決着だった
2010年のマイルCSでは追走に苦労しており
高速馬場に対応できるかが最大のポイントです。

関東への輸送
左回りが初めてなのも気になります。

 

タイセイビジョン(3歳・牡)
父:タートルボウル
母:ソムニア
母父:スペシャルウィーク

京王杯2歳S、アーリントンカップを
1番人気で
上がり最速で勝利。

朝日杯FSは2着だったものの
勝ち馬はあのサリオスですから
ここでの実績はNo.1ともいえる存在です。

1400m戦をラクに追走できるスピードがあり
末脚も堅実。

内の狭いところを割ってくる
精神的な強さも備えています。

休み明けの前走は+10キロでの出走でしたが
本番を意識した仕上げだったのは明らかで
さらなる上積みが見込めるはずです。

ここまで1200m、1400m、1600mの
重賞で馬券に絡んでいますが
適正距離がイマイチつかめないタイプです。

京王杯2歳Sの勝ちっぷりからすると
ベストは1400mかもしれず
中距離に寄った適性も求められる
府中マイルが「少し長い」となる
可能性もなくはないでしょう。

 

ルフトシュトローム(3歳・牡)
父:キンシャサノキセキ
母:ハワイアンウインド
母父:キングカメハメハ

年明けデビューから3連勝。
前走のニュージーランドTは
後方待機から直線で突き抜ける競馬で
父キンシャサノキセキを思わせる
末脚の切れでした。

デビューからの3戦がいずれも上がり最速
それぞれ騎手が異なることから
操縦性の高い馬という印象も受けます。

1週前追い切りは美浦Wコース4ハロンを
馬なりで「55.2秒~12.9秒」。

前走でほぼ仕上がっていた印象だったので
軽めでも不足はなさそうです。

ただ、3戦無敗とはいえ、その3戦が
いずれも中山というのが気になります。

左回り、高速馬場の東京への適性は未知数。

また、前走のニュージーランドTは
メンバー的にやや低レベルでした。

デビュー以来、馬体重が
減り続けているのも嫌な材料です。

 

サクセッション(3歳・牡)
父:キングカメハメハ
母:アディクティド
母父:ディクタット

前走のスプリングSでは3着に入り
皐月賞の権利を得たものの
NHKマイルカップへの参戦を選択しました。

コーナー4つの中山2000mは
やや不器用なこの馬には合っていないため
マイル路線に戻すのは好材料でしょう。

マイル重賞を2勝しているクルーガーの全弟で
血統的な裏付けもあります。

デビュー戦で東京マイルを経験しているのも
他の有力馬に比べると推せるポイントです。

ここまで5戦して3-0-1-1。

3勝はいずれもマイル戦ですが
時計的に強調できるところはなさそうです。

先行できればしぶとく脚を使えるタイプなので
ここで好走するにはひと雨欲しいところ。

良馬場での時計勝負は
苦しいかもしれません。
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