ヴィクトリアマイル 2020【出走馬】データ分析 アーモンドアイ サウンドキアラ ラヴズオンリーユー ノームコア

 

ヴィクトリアマイル 2020【有力馬分析】
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アーモンドアイ
■サウンドキアラ
■ラヴズオンリーユー
■ノームコア
■プリモシーン

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例年、高速決着となる牝馬マイル王決定戦
ヴィクトリアマイル。
今年は、急遽参戦を表明したアーモンドアイが
圧倒的な支持を集めそうですが
昨年の覇者ノームコアをはじめ
トップマイラーたちも虎視眈々。
有力馬のポイントを見ていきましょう。

 

アーモンドアイ(5歳・牝)
父:ロードカナロア
母:フサイチパンドラ
母父:サンデーサイレンス

現役最強馬が、7つめのG1戴冠を目指して
ここに出走します。

府中は3-0-1-0で、強烈な末脚が武器の
この馬には最適な舞台。

昨年の安田記念では
出遅れながら上り32.4秒という鬼脚で
僅差まで追いつめており、
まさに「負けて強し」という内容でした。

マイル戦も3-0-1-0で不安はありません。

ドバイWCの中止後ということで
状態が気になりますが、
美浦南Wコースの1週前追い切りは
馬なりで上がり11.9秒となっており
調整過程は順調なようです。

不安点をあげるとすれば
桜花賞以降は中距離が主戦場のため
前半置かれて流れに乗れず
差して届かずもあり得なくはないこと。

また、有馬記念のようにタイトな展開になると
末脚が鈍るため、雨で馬場が悪くなったら
割引は必要かもしれません。

 

サウンドキアラ(5歳・牝)
父:ディープインパクト
母:サウンドバリアー
母父:アグネスデジタル

今年に入り、松山騎手に乗り替わってから
重賞3連勝と
勢いならメンバーの中でも1番でしょう。

スッと好位につける自在性があり
追ってからの末脚も堅実で
昨年(7着)からの成長も感じられます。

このレースと相性の良い阪神牝馬Sを
1.32.9秒の好時計で制しているのも
高ポイントです。

例年通りの高速決着になっても
対応できる可能性は高いでしょう。

落馬の影響が心配された松山騎手が
騎乗できそうなのも好材料です。

右回りは安定していますが、
左回りは0-0-2-2とイマイチ結果が
出ていないところが気になります。

また、今年すでに3戦しており
上積みがあるのかもやや疑問。

1週前追い切りは栗東販路で馬なりでしたが
最終追い切りの動きは要チェックです。

 

ラヴズオンリーユー(4歳・牝)
父:ディープインパクト
母:ラヴズオリーミー
母父:Storm Cat

昨年、キャリア4戦目でオークスを制し
潜在能力はアーモンドアイにも
劣らないと評価されていた馬。

共同通信杯、毎日王冠を勝った
リアルスティールの全妹という血統から
左回りで時計の速い府中は申し分ない舞台でしょう。

現地入国後のドバイシーマクラシック中止で
ローテーションは狂いましたが
1週前追い切りは栗東CWで69.7秒
上り11.6秒で併せた馬を圧倒しており
予想以上に仕上がりはよさそうです。

潜在能力は高いとしても、ローテーションが狂い
昨秋のエリザベス女王杯(3着)以来となったのは
陣営にとって大きな誤算でしょう。

しかも、マイルの経験は1戦のみ。

休み明け、かなりの距離短縮など不安材料は多く
軸にはしづらい1頭です。

 

ノームコア(5歳・牝)
父:ハービンジャー
母:クロノロジスト
母父:クロフネ

昨年のこのレースを1.30.5秒という
驚異的なレコードで制し
その後は富士S1着、初の海外遠征だった
香港マイルでも4着。

現在のトップマイラーの1頭と呼べる存在です。

前走の高松宮記念は15着でしたが
ここを見据えて仕上げ途中だったのは明らかで
初のスプリント戦の経験が
マイル戦で生かされる可能性もあります。

府中は2-0-1-0
昨年のような高速決着は望むところ。

打倒アーモンドアイの最右翼かもしれません。

確かに、前走は叩き台的な意味が強かったものの、
初のスプリント戦とはいえ
1.9秒差は負け過ぎという気もします。

叩きのはずが無駄使いだった、
ということになる可能性も否定はできません。

追い切りの本数が
やや少なめなのも気になるところです。

 

プリモシーン(5歳・牝)
父:ディープインパクト
母:モシーン
母父:Fastnet Rock

レコード決着だった昨年は
上り最速の末脚で追い込むものの
タイム差なしの2着という結果でした。

その後の3戦はイマイチでしたが
年明け初戦の東京新聞杯を快勝。

父はディープインパクト
母方にDanzig、Nureyev、Nijinskyを持つ血統は
高速決着の府中がベストの舞台でしょう。

ダービー卿CTは人気を裏切る形になりましたが
少し位置取りが後ろ過ぎました。

得意の府中に代われば、
巻き返しがあって不思議ではありません。

ただ、戦績を見ればわかるように
安定して走るタイプではなくムラのあるタイプ。

また、去年の夏以降、
レースで上がり3位内の末脚を使えていないのも
気になる点です。

気分よく先行できず、馬群で揉まれると
見せ場なく敗退もあり得るでしょう。

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