宝塚記念 2020【有力馬分析】 ■サートゥルナーリア ■ラッキーライラック ■クロノジェネシス ■グローリーヴェイズ ■ブラストワンピース

 

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宝塚記念2020【有力馬分析】
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■サートゥルナーリア
■ラッキーライラック
■クロノジェネシス
■グローリーヴェイズ
■ブラストワンピース

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時期的にファン投票上位馬の出走が少なく
寂しいメンバーになることも多い宝塚記念。

今年はマイル戦から長距離戦までの
G1ホースが登録し、なかなかの
豪華メンバーとなっています。

スピード・切れだけでなく
ある程度のスタミナ・持久力が求められ
梅雨時で馬場状態も微妙。

難解なレースになりがちですが
有力馬のポイントをチェックしましょう。

 

サートゥルナーリア(4歳・牡)
父:ロードカナロア
母:シーザリオ
母父:スペシャルウィーク

今年初戦の金鯱賞は着差以上に
余裕のある勝ちっぷりで
その後は宝塚記念に直行。

同じ父のアーモンドアイ同様
間隔を開けて使ったほうがいいタイプで
ローテーションは問題なさそうです。

力のいる馬場で
直線急坂の中山、阪神は「4-1-0-0」

今回の条件はベストともいえます。

1週前追い切りは、栗東CW馬なりで79.8秒
ラストは11.3秒という圧巻の走り。

陣営としては、負けられない一戦、でしょう。

ただ、以前ほどではないとしても
気性にやや不安があるのは変わりません。

また、力のいる馬場は得意としていますが
これまで湿った馬場の経験はなし。

降雨で極端に馬場が悪くなったときは
気性面を含めて「ダービーの再現」が
ないともいい切れません。

 

ラッキーライラック(5歳・牝)
父:オルフェーヴル
母:ライラックスアンドレース
母父:Flower Alley

3歳春のチューリップ賞以降
G1では一歩足りないレースが続いていましたが
昨秋のエリザベス女王杯を機に
馬が変わった印象を受けます。

香港ヴァーズ、中山記念は2着
前走の大阪杯では3つめのG1勝ち。

安定感に力強さが加わり
昨年のリスグラシューを思い出させます。

切れよりも持続力ある末脚が武器で
時計のかかるこの時期の
阪神2200mはベストの条件。

1週前追い切りは
ラスト1ハロン11.8秒と調整も順調です。

瞬発力勝負になると
他の有力馬に対して分が悪いため
スローで直線だけの競馬はマイナスでしょう。

先行力を生かすには内枠がほしいところですが
極端な外枠に入ってしまうと
道中のポジション取りが難しくなるはずです。

 

クロノジェネシス(4歳・牝)
父:バゴ
母:クロノロジスト
母父:クロフネ

前走の大阪杯はラッキーライラックに
競り負けましたが
ダノンキングリーには先着しており
地力の高さを証明したといえます。

過去10戦のうち9戦で上がり3位内という
堅実な末脚が武器ですが
重馬場の京都記念を快勝しているように
降雨で馬場が湿ると
この馬にとっては追い風でしょう。

阪神は3回走って「0-2-1-0」
勝ちこそないものの相性はよく
昨秋から馬体を増やしている今が成長期です。

これまで5勝していますが
舞台は京都、東京、小倉。

軽く、スピードの出やすい馬場でのもので
本質的には切れ味勝負のタイプです。

牡馬のトップクラス相手に
地力を問われるタフな展開になった場合はどうか。

未経験の斤量56キロにも不安があります。

 

グローリーヴェイズ(5歳・牡)
父:ディープインパクト
母:メジロツボネ
母父:スウェプトオーヴァーボード

昨年の天皇賞春ではフィエールマンと
タイム差なしの接戦を演じ(2着)
暮れの香港遠征で待望のG1勝利を果たしました。

ドバイ遠征は、新型コロナウイルスの影響で
カラ出張になりましたが
5月末から調教を再開、順調に乗り込んでいます。

中長距離戦では安定したパフォーマンスを見せ
G1馬として臨む今回
どんな走りを見せてくれるのか注目されます。

鞍上にレーン騎手が予定されているのも
プラス材料でしょう。

とはいえ、不安点も多い馬です。

ここまで時計の出やすい良馬場経験しかなく
飛びが大きくきれいなタイプなので
時期的にやや時計がかかる阪神2200m
しかも内回りが、この馬の適性に
合うかはやや微妙なところです。

馬場が湿って消耗戦になると
不安は大きくなるでしょう。

 

ブラストワンピース(5歳・牡)
父:ハービンジャー
母:ツルマルワンピース
母父:キングカメハメハ

前走の大阪杯は7着ですが
スローからの瞬発力勝負という
苦手な展開だったので仕方ないでしょう。

「7-0-0-6」の戦績が示すように
典型的な三振かホームランかというタイプ。

有馬記念、今年のAJCCのように
少し時計のかかるタフな馬場で
まくり気味に動き、早め先頭から
押し切るのが勝ちパターンです。

この時期の阪神への適性は高いでしょう。

稍重で3勝しているように
馬場が湿るのは好材料です。

ツボにはまったときの破壊力は抜群ですが
はまらないと見せ場すらなく
馬券検討するには最も厄介なタイプです。

古馬になってからのレースを見ていると
「早熟だった」という印象も。

斤量57キロ以上だと「2-0-0-6」と
好走率が下がるのも気になります。

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