エルムS 2020【有力馬考察】 ■タイムフライヤー ■エアスピネル ■アルクトス ■ウェスタールンド ■アナザートゥルース
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エルムS2020【有力馬考察】
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■タイムフライヤー
■エアスピネル
■ウェスタールンド
■アナザートゥルース
■アルクトス
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夏の札幌開催、唯一のダート重賞
エルムステークス。
時期的にG1級の馬の出走は少ない傾向ですが
今年は例年以上に豪華な出走メンバーです。
札幌は芝、ダートともほぼフラットなため
同じ北海道でも函館とは求められる資質が変わります。
このレースの場合、好位をとれる器用さと
スピードの持続力が問われ、例年
4角3番手以内の馬が好成績となっています。
今年の有力馬をチェックしてみましょう。
タイムフライヤー(5歳・牡)
父:ハーツクライ
母:タイムトラベリング
母父:ブライアンズタイム
2歳時に芝のG1(ホープフルS)を勝ったものの
クラシックを含む芝の重賞路線では低迷が続き
昨年の夏にダートへ転向。
当初は戸惑いが見られたものの、武蔵野Sで2着
今年のフェブラリーSで5着と
ダート重賞に手が届くところまで来ています。
函館のマリーンSは、休み明けとは思えない末脚で
3馬身半差の圧勝。
ダートの経験値を高めてきた今、ここを勝って
秋のダートG1獲りに向かいたいところでしょう。
上がり最速で差し切った前走は見事でしたが
先行馬総崩れの展開がはまった部分もあります。
今回、相手のレベルが一気にあがり
4角で前につけている馬が掲示板の上位に
名を連ねるような展開で
どこまで差し込めるかには不安もあります。
ウェスタールンド(8歳・せん)
父:ネオユニヴァース
母:ユーアンミー
母父:Marquetry
チャンピオンCで2着、みやこSで3着
ダイオライト記念で2着と
ダート重賞路線で存在感を示してきた馬です。
差して届かずの惜しいレースが多いタイプですが
前走のアンタレスSは3ハロン35.0秒の末脚で
8歳にして初の重賞制覇となりました。
1700mは2戦2勝と、小回りにも対応可能。
ダートに転向してからの10戦中
8戦で上がり3位内、そのうち5戦は上がり最速
ここでも好走する確率は高そうです。
戦績が示すように、不安は脚質。
どうしても展開に左右され、前走のように
ハイペースになれば好走率は上がりますが
流れが落ち着くと苦しくなります。
函館では勝っているものの
札幌ダートの経験がないのも割引材料かもしれません。
エアスピネル(7歳・牡)
父:キングカメハメハ
母:エアメサイア
母父:サンデーサイレンス
1年の長期休み明け
さらに初ダートだったプロキオンSは
好位の後ろで流れに乗り
見せ場たっぷりの2着でした。
負けたのがG1常連の
サンライズノヴァだったことを思えば
ダート適性の高さは十分でしょう。
3歳時のクラシックは4着、4着、3着で
勝利には手が届きませんでしたが
ここで結果を出せば
ダートでのG1勝ちが現実味を帯びてきます。
クラシック路線をともに戦った
武騎手が騎乗予定なのも心強いでしょう。
不安はダート経験の浅さです。
前走のようにスムーズな競馬ができるのか
思い切り砂をかぶったときにどうかは未知数。
武騎手の騎乗もあって
過剰人気になりそうなのも気になります。
また、距離はマイルがベストの印象があり
300mの延長もやや疑問かもしれません。
アナザートゥルース(6歳・せん)
父:アイルハヴアナザー
母:キョウエイトルース
母父:フジキセキ
2走前のダイオライト記念では
ここで人気になるウェスタールンドを相手に勝利。
前走のアンタレスSはウェスタールンドの2着。
他にダート重賞での好走があり
ここでも十分勝負になるでしょう。
他の人気馬が後方で脚をためるタイプなのに対して
この馬はスムーズに先行できる器用さがあり
直線の短い札幌では先行力が大きな武器になりそうです。
行く馬がいなければ、思い切って逃げて
自分のペースに持ち込む手もあります。
ただ、逃げ切ったダイオライト記念は2400m
他の好走も2000m以上のレースが多く
ゆったりした流れが理想のこの馬にとって
小回りの1700mはプラスではないかもしれません。
激しい先行争いに巻き込まれると、惨敗もあり得ます。
アルクトス(5歳・牡)
父:アドマイヤオーラ
母:ホシニイノリオ
母父:シンボリクリスエス
昨年のマイルCS南部杯では
ゴールドドリームに先着して2着。
今年のかしわ記念も4着など
G1でも安定した走りを見せています。
1400m戦ですんなり先行できるスピードが武器で
他の人気馬が後方で脚をためている間に
短い直線を味方に先行抜け出しができれば、
好走の確率は高くなるでしょう。
条件クラスですが、小回り1700m勝ちもあり
距離をこなすことができれば
ここででも十分やれる可能性はあります。
ただ不安点も多く
条件クラスで勝っているとはいえ
1400~1600mが主戦場であり
距離適性では他の馬に劣ります。
また、中央・地方を含め、これまで好走しているのは
左回りが多く、サウスポーだとしたら
ここでは苦戦を強いられるかもしれません。
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さて この中から
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