京都記念2022【パトロールビデオ】レース分析

 

今回は、2月13日に阪神競馬場で行われます「京都記念」を分析していきます。
主な出走予定馬の近走のレース内容を分析して、有力馬を絞り込んでいきたいと思います。
ぜひ参考にして頂ければと思います。

↓↓↓ 解説動画

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それでは、京都記念の分析に入ります。
まずは登録馬をご覧ください。
想定人気順に並べてあります。
ユーバーレーベン
レッドジェネシス
サンレイポケット
あたりが上位人気想定です。

これらの馬の過去レース分析として、この4つのレースを回顧していきたいと思います。
想定人気が上位の馬が出走しているレースを主に選びました。

まずはジャパンカップを振り返ります。
このレースの出走馬からは、こちらの3頭が京都記念に登録しています。

ちなみにこの動画では、パトロールビデオの映像を主に引用しています。
各馬の位置取りや不利なども確認しやすいので、活用したいと思います。

まずはスタートです。
3頭ともまずまず良いスタートを切っています。

1コーナーの入りではこのような位置取りになっています。
サンレイポケットは、これまでは中団や後方からレースを進めることが多かったですが、
このときはスタートから出していって、先行しています。
ユーバーレーベンもこれまでのレースに比べると、今回は前目の位置につけています。
マカヒキもスタートから押していって前目の位置につけたかったようでしたが、
加速がつかず中団からやや後方の位置になりました。
各馬このような隊列で、1コーナーから2コーナー、向こう正面へと入っていきます。

こちらは向こう正面、スタートから1000mあたりでの隊列です。
サンレイポケットはややポジションを下げ、最内に潜り込んでいます。
ユーバーレーベンはその後ろの外目を追走しています。
マカヒキはポジションを下げて後方の内にいます。
前半1000mは62秒2と、ここまではスローペースで来ています。

こちらは3~4コーナー中間の残り800m地点ですが
このあたりではキセキが先頭に立って離して逃げています。
サンレイポケットは変わらず内にいて、じっと脚を溜めています。
ユーバーレーベンも中団で、この時点では悪くない位置です。
マカヒキは依然後方で、やや苦しい位置取りになっています。

こちらは4コーナーですが、黒い帽子のブルームがまくるようにして位置を上げていきます。
その結果、その内にいたオレンジ帽のユーバーレーベンは
外からフタをされてしまい、馬群の中に閉じ込められてしまいます。
その影響で、ユーバーレーベンは仕掛けのタイミングが遅れてしまうことになります。
各馬、最後の直線へと向かっていきます。

直線入口では、サンレイポケットは馬場の良い外目へ進路を変えながら追い出しています。
ユーバーレーベンは前と外が塞がっている状態で、まだ追い出せていません。
結局ユーバーレーベンはここから内のスペースに入っていきます。

ユーバーレーベンはここまで内に切れ込んで、ようやく進路を確保できました。
サンレイポケットは前の白い帽子のコントレイルを追いかけるかたちでスパートをかけます。
マカヒキは内目を通ってじりじりと脚を使ってはいますが、前に追いつくほどの勢いはありません。

残り100mでは前の3頭が完全に抜け出し、
ユーバーレーベンとサンレイポケットは上位3頭から離されてしまいますが、
それでも良い脚は使えており、4着争いを演じています。

そしてゴールを迎えます。サンレイポケットは4着、ユーバーレーベンは6着、マカヒキは14着でゴールしています。

それでは3頭の評価のまとめです。
サンレイポケットは積極策でいつもより前目の位置を取り、
道中は内を回って脚を溜められ、直線では良い脚で伸びていました。4着でしたが、強い馬相手に上々の内容だったと思います。
現状の力は出し切った感じで、これ以上の上昇は望みづらい印象ですが、今回は相手が楽になる点で軽視もできない1頭です。
ただ舞台は東京が最適だと思いますので、今回の阪神内回りでは若干割り引きが必要になりそうです。

ユーバーレーベンは3コーナーまではほぼ完璧なレース運びに見えましたが、
4コーナーで外からフタをされてしまったのが痛かったです。
良い脚を長く使うタイプで仕掛け遅れは致命的で、
直線では内から良く伸びてきましたが6着が精一杯でした。不利があった分、スムーズなら上昇も可能だと思います。
ただこちらも直線が長い東京の舞台がベストと見ており、今回阪神内回りになる点は若干割り引きが必要かもしれません。

マカヒキは先行できず後方からの競馬となってしまいました。直線ではじりじりと脚を使うものの、見せ場を作れませんでした。
今回も大きな変わり身は見込みづらそうです。

以上がジャパンカップ出走の各馬の評価となります。

次は神戸新聞杯を振り返ります。
このレースの出走馬からは、レッドジェネシスが京都記念に登録しています。

この日は雨で、レースは不良馬場で行われました。
まずはスタートです。7枠7番のレッドジェネシスは良いスタートを切っています。

スタート後は出たなりで、1コーナーでは後方の内に位置しています。
特に力みを見せることもなく、無理なく追走しています。

スタートから1000mあたりの向こう正面でも、レッドジェネシスの位置取りは変わらず後方の内です。
前半1000mは63秒8で、不良馬場を考慮してもゆったりしたペースで進んでいます。

3~4コーナー中間では各馬が進出を開始していきますが
レッドジェネシスは変わらず内でじっとしており、脚は十分に溜まっている様子です。

そして4コーナーから直線へと向かっていきます。
少しでも状態の良いところを走らせようと、馬場の外目に持ち出す馬が多かったことから
内にスペースができ、レッドジェネシスはスムーズに進路を確保できました。

レッドジェネシスは不良馬場を苦にすることもなく内からするすると伸びて、残り200mでは先頭に立っています。
ただすぐ後ろからステラヴェローチェも良い脚で伸びてきています。

最後は2頭の争いになりますが、結局ステラヴェローチェに交わされ、レッドジェネシスは2着でゴールしました。

それではレッドジェネシスの評価のまとめです。
レース前半は無理せず後方に構え、道中は終始内を回って脚を溜められていました。
直線では他馬の間を器用にすり抜けて抜け出し、良い脚を使えていました。
最後は交わされて2着となりましたが、負けた相手は
その後のGⅠ戦線でも好走を続けたステラヴェローチェですので、レッドジェネシスにとっても上々の内容だったと思います。。
不良馬場でのタフなレースでダメージが大きかったようで、この後の菊花賞では大敗しましたが、度外視できると思います。
器用さとパワーを併せ持っているので阪神の2200mも合いそうですし、期待の高い1頭です。

次はチャレンジカップを振り返ります。
このレースの出走馬からは、ジェラルディーナが京都記念に登録しています。

まずはスタートです。
1枠1番のジェラルディーナは良いスタートを切れています。

1コーナーの入りではこのような位置取りになっています。
ジェラルディーナは中団の内にいますが、やや力みが見られます。

スタートから1000m地点ではこのような隊列になっています。
ここではジェラルディーナは力みが取れて折り合っているように見えます。
前半1000mは62秒9で、スローペースで来ています。

3コーナーに入ると、外から青い帽子のマイネルウィルトスと、
オレンジ帽のアルジャンナが上がっていきます。
ジェラルディーナは内に閉じ込められるような形になり、位置を少し落としてしまいます。

ペースを上げながら、各馬4コーナーへと向かっていきます。
ジェラルディーナは結局内目のままで、馬群の隙間を突こうと構えながら、最後の直線へと入ります。

直線に入ると、多くの馬が馬場状態の良い外目に持ち出して、内にスペースができています。
ジェラルディーナはその空いた内を突く構えです。

馬群は徐々にばらけていき、残り250mあたりでは
ジェラルディーナの前はぽっかり空いています。あとは追うだけという態勢です。

残り150mではピンク帽のソーヴァリアントが完全に抜け出しています。
内のジェラルディーナは進路を修正しながら伸びてきていますが、勝ち負けまでは厳しい位置です。

最後はソーヴァリアントが突き放して1着でゴールし、ジェラルディーナは4着でゴールしています。

それではジェラルディーナの評価のまとめです。
レース前からイレ込みが強く、その時点で少なからず消耗してしまったようです。
ただレース中は若干力みを見せた程度で、比較的落ち着いて走れていたと思います。

今回、距離延長はプラスではなさそうですが、
ポテンシャルは高い馬ですので、気性面で落ち着きが出れば上昇の余地があるかもしれません。

最後の過去レース回顧は中山金杯です。
このレースの出走馬からは、こちらの2頭が京都記念に登録しています。

まずはスタートです。
2頭とも良いスタートを切っています。

1コーナーの入りでは、各馬このような位置取りになっています。
レッドガランは先行集団で良い位置につけました。
タガノディアマンテは中団の後ろで、最内を回っています。
このようなかたちで、1コーナーから2コーナー、向こう正面へと入っていきます。

スタートから1000mは62秒0とスローペースでしたが
向こう正面でオレンジ帽のジェットモーションが外からまくっていったことで
ここからペースが一気に上がります。流れはがらっと変わり、ロングスパート戦の様相になっていきます。

3~4コーナー中間ではこのような隊列になっています。
ペースアップ後もこちらの2頭は比較的自分のペースを守れている感じです。
また2頭とも内から2頭目の位置で、コーナーのロスを最小限に抑えられています。
このような形で、4コーナーから直線へと向かっていきます。

直線に入ると、レッドガランは外目に出してスムーズに進路を確保できました。
タガノディアマンテは対照的に内を回って馬群を突く構えです。

残り200mでは、内のタガノディアマンテも前が開いて、進路を確保できました。あとは追うだけという態勢です。

残り100mではレッドガランが馬場の真ん中から良い脚で抜け出しています。
タガノディアマンテも内から良い脚を使って順位を上げていきます。

最後はレッドガランが2馬身半抜け出して、1着でゴールしました。
2着以下は接戦でしたが、タガノディアマンテは4着でゴールしています。

それでは2頭の評価のまとめです。
レッドガランは好スタートから好位置を取り、途中でレース全体がペースアップした際にも惑わされずじっと脚を溜められていました。
直線での進路取りもスムーズで、脚を溜められていた分最後は2着以下を突き放しての完勝でした。
強い内容でしたが、レース運びが完璧だった分、再現できるかどうか微妙なところです。今回は静観したいと思います。

タガノディアマンテはやや後方の位置取りでしたが、行きっぷりは悪くなかったようです。
道中は内目を回ってロスをなくし、直線では細かく進路を変えながら馬群を捌いて、良い脚を使って4着に入りました。
長期休養明けだったことを考えれば上々の内容で、今回は1回レースを使った上積みも見込めそうです。

以上が中山金杯出走の各馬の評価となります。

過去レース回顧は以上となります。
これまでの分析内容から、今回の京都記念で好走が期待できる推奨馬を、このように選ばせて頂きました。

推奨度Aはレッドジェネシスにしました。
これまでのレース内容から、器用さとパワーを併せ持つタイプだと思いますので、
今回の阪神2200mの舞台に最も適正があると見て、A評価としました。

推奨度Bはユーバーレーベンにしました。
レースを使いつつ内容も良くなっており、今回はさらに上昇が見込めそうな点を評価しました。
ただ舞台適正はレッドジェネシスより若干劣ると見て、B評価としました。

推奨度Cはサンレイポケットとジェラルディーナにしました。
また注目穴馬として、長期休養明けを一度使って上昇が見込めるタガノディアマンテを挙げておきます。

あとは枠順や当日の馬場状態、オッズなども考慮して、最終的な
買い目を決定したいと思います。

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ぜひそちらも合わせて参考にして頂ければと思います。

以上、2022年の京都記念の出走予定馬を、過去の参考レースを元に分析してみました。
最後までご視聴頂きまして、ありがとうございました。

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